一般社団法人埼玉生活支援協会

自分にしか紡げない言葉で、誰かの日常や暮らしに寄り添う

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自分にしか紡げない言葉で、誰かの日常や暮らしに寄り添う

自分にしか紡げない言葉で、誰かの日常や暮らしに寄り添う

2026/07/10

自分にしか紡げない言葉で、誰かの日常や暮らしに寄り添う

 

仕事と生活の天秤を上手に保つ「ワーク・ライフ・バランス」という言葉が定義されて久しいが、

先日、その言葉の「ライフ」を「ライク」に変換させた
「ワーク<ライク>バランス」診断というものを受けてみた。

 

この造語の主たる考え方は、
「やるべきコト(ワーク)」と「やりたいコト(ライク)」のバランスを上手に形づくることによって、
人生の満足度を高めていくというもの。

働き方や人生観、価値観が多様化するなかで、
中途採用のための転職サイト「doda」が提示した現代らしい働き方の新概念だ。

 

その「ワーク<ライク>バランス」診断の私の結果は、

「あなたのモードは『開花したアーティストモード』。

 仕事も人生も自分色。

 やりたいことが日常の全体を占めており、自分の世界観をそのまま体現できている状態」

という内容だった。

 

私自身が目指し、実感したいと思い続けてきた診断結果となり、素直にとてもうれしかった。

 

ふり返れば、やるべきコト(ワーク)とやりたいコト(ライク)がイコールになるよう
四半世紀に渡り、ずっと心がけてきたように思う。

今から二十五年前、慣れ親しんだ組織を飛び出し、独立を決めた時のことだ。
「何を勘違いしているの?」
耳に届いたのは、そんな少し冷ややかな、けれど当時の「正解」を映したような声だった。

 

経済系の放送局という組織においては、経済記者や経済番組のディレクターとして

「堅実」に歩むことが唯一の正解とされていた時代。
自らマイクを握り、フリーの身で生きたいと願った私の姿は、
周囲の目には無謀な「タレント志向」と映ったのかもしれない。
けれど、今ふり返れば、その言葉こそが、私に火をつけてくれたのだった。

 

「勘違い」と言われたことを、いつか「事実」に変えたい。
その一心があったからこそ、言葉を磨き続けるための、本当の覚悟が決まったような気がする。

ありがたいことに、キャスターとしての居場所をいただき、
日本経済の心臓部である東証アローズスタジオから言葉を紡ぎ、
冠の講演やコラムを任せていただけるようになった、今。
その現実に触れるたび、巡り合わせへの深い感謝の気持ちが静かにこみあげてくる。

思えば、新しい扉の前に立つたび、似たような声はいつもどこからか聞こえてきた。
経済や金融が支える社会を、単なる数字や事実として伝えるだけでなく、
血の通った文化として、エンターテインメントの力を借りて表現していきたい。
そう願い、渋沢栄一翁の物語などを語り継ぐ舞台に挑戦しようとした時も、そうだった。

「舞台表現なんて勘違いだ。堅実なジャーナリストの方が向いている」


それは、私を思っての親切な助言だったのかもしれない。

けれど、数年の放送記者の経験値を頼りに、かつての場所へ引き返すよりも、
未知であっても私の可能性を見出してくれた人たちの言葉を信じたい。
自分の心が震える新しい扉を選びたい。
自分の芯の部分に芽生えている新たな可能性と、利他の心を諦めずに表出させたい。
それが、偽らざる私の本心だった。

その後、海外公演も行う日本を代表する総合芸術舞台に出演し、
殿堂の劇場・観世能楽堂で「渋沢栄一の物語」や、
音の宝石箱・サントリーホールにて「五穀豊穣の経済と八百万の神の誕生物語」を語らせていただいた。

 

かつての「勘違い」が、大きな夢の実現へと進化した瞬間だった。

世阿弥が説いた『離見の見』という言葉がある。
自分の身体を離れ、外から自身の姿を客観的に捉え直すという教えだ。

これからも社会の流れを見極め、自分を客観的に見つめる視点を大切にしながら、

「離見の見」のもと、過信でも謙遜でもない「真の謙虚さ」のもとに、

様々な形で多くの皆さんのお役に立てたらと思う。


どのような職種であっても、「やるべきコト(ワーク)」と「やりたいコト(ライク)」が重なる中で、

自分にしか紡げない言葉を探して、自分の言葉の可能性を信じて、伝え続けていくこと。

それこそが、まだ見ぬ「新しい扉」を開く鍵となり、

この社会を、そして日々の豊かな暮らしを営む多くの人たちに向けた、

多様で深淵なメッセージになるのではないだろうか。

そう信じて、これからも前進し続けることができればと思う。

 

総合芸術舞台『一粒萬倍 A SEED』https://ichiryumanbai.com/

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​ 綴り手:鈴木ともみ

キャスター・エッセイスト

【プロフィール】

国士舘大学政経学部兼任講師、経済学修士、

早稲田大学トランスナショナルHRM研究所招聘研究員、日本記者クラブ会員記者、

国際金融情報番組『WORLD MARKETZ』(東京MXテレビ・STOCKVOICE)キャスター。

『Tokyo Financial Street』(STOCKVOICE)キャスター。

マイナビ「鈴木ともみのわかりやすい経済ニュース解説」、日経電子版、

日経QUICK等に経済コラムを連載。

地上波初の株式市況中継TV番組でキャスターを務めるほか、TOKYO-FM、

ラジオNIKKEIなどラジオ番組にも出演。

JazzEMPアンバサダー・メインMC。

総合芸術舞台『一粒萬倍 A SEED』アンバサダー・語り役。

パーソナルカラリスト。

 

☆ エッセイ【吉日のおかわり(五感で潤すオフ活のススメ)】

TOMOMI SUZUKI A SEED|note

 

主な著書

『株式投資・新NISA 損をしない投資に大切な基本100』(アルソス刊)

『資産寿命を延ばす逆算力』(シャスタインターナショナル刊)

『デフレ脳からインフレ脳へ』(集英社刊)

 

 

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