2026年相場は“足踏みの年”か?今こそ考える資産形成の軸
2026/05/15
2026年相場は“足踏みの年”か?
今こそ考える資産形成の軸
今年に入り、株式市場の動きに対して「どこか見覚えがある」
と感じている方も多いのではないでしょうか。
実際、2026年の相場は2022年と似た空気感を持っています。
2022年といえば、コロナ後の経済再開に伴うインフレの進行、
そしてそれを抑えるための急速な利上げが株価の重しとなった年でした。
金利上昇は企業の資金調達コストを押し上げ、
将来利益の現在価値を下げるため、株価には逆風となります。
そして今年もまた、「金利」と「インフレ」という
2つのキーワードが市場の中心にあります。
ただし、今回が2022年と完全に同じかというと、そう単純ではありません。
違いも明確に存在します。
まず、企業業績です。
2022年当時は急激な環境変化に企業が対応しきれず、
利益見通しが不安定でした。
一方で現在は、多くの企業がすでにコスト構造を見直し、
インフレや金利上昇をある程度織り込んだ経営を行っています。
また、投資家の心理も異なります。
前回は「想定外の利上げ」がショックとなりましたが、
今回はある程度織り込み済みです。
つまり、同じ“金利上昇局面”でも、市場へのインパクトの質が違うのです。
では、今年の相場はどうなるのでしょうか。
結論から言えば、
「大きく上がる年」というよりは、「上下しながら方向感を探る年」、
いわゆる“足踏みの年”になる可能性が高いと考えています。
このような環境では、短期的な値動きに振り回されやすくなります。
「上がりそうだから買う」「下がりそうだから売る」
という判断を繰り返すほど、
結果的にパフォーマンスが悪化するケースも少なくありません。
だからこそ重要になるのが、“投資の軸”です。
・何のために資産運用をしているのか
・どれくらいの期間で増やしたいのか
・どの程度のリスクを取れるのか
こうした基本に立ち返ることが、
結果的に最もブレない投資につながります。
例えば、長期で資産形成を考えている場合、
今年のような横ばい相場は「悪い年」ではありません。
むしろ、価格が大きく上がらないことで、
一定の水準で積み立てを続けられる“仕込みの時間”とも言えます。
一方で、短期的な利益を狙う場合は、
これまで以上に慎重な判断が求められます。
値動きが不安定な分、利益機会もありますが、
その分リスクも高まるからです。
つまり、「相場環境が難しい」のではなく、
「自分のスタンスが問われる相場」だと言えるでしょう。
後に、少し視点を変えてみてください。
相場が好調な時期は、誰でもそれなりに利益を出せます。
しかし、本当に差がつくのは、こうした“判断が難しい局面”です。
焦らず、流されず、自分の軸で判断できるかどうか。
今年はまさに、その力が試される一年になるかもしれません。
いま一度、ご自身の資産運用の目的と向き合うきっかけになれば幸いです。
大木豊
ファイナンシャル・プランナー

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