セミナー情報・事例
相続・贈与(資産を次の世代へつなぐための)
相続・贈与(資産を次の世代へつなぐための)
「高齢者施設に入居中の母親の居宅が、予想外に高額で売却できたため、相続税が心配になり、対応策を考えたい」という娘さんのご相談に下記の二つの項目を同時に検討し相続税の見直しも含め、娘さんの老後生活がより実りあるものになるため生前対策を実施しました。
・家族信託・成年後見制度の検討
・不動産へのアセット変更検討
ご相談内容(経緯・相談内容)
娘に資産の相続をする場合、対策・手続・時期等、どの様に進めれば良いのか、ご相談に来ました。
お客様の情報(年齢・勤務先・家族構成など)
ご本人 76歳女性 年金・不動産収入生活 娘 50歳 既婚
既にFPとしてサポートをしているお客様。元気なうちに、相続について考え行動したいとの事でした。
解決方法(対応手順・方法)
方法:相続税の削減をする為、自宅の売却を行い、その後、娘様名義で不動産を購入する。
①自宅売却手続き
2年半前から、空き家になっている自宅を売却する。
【売却前】
33,000千円(自宅)+37,000万円(金融資産)=70,000千円
34,000千円×20%‐2,000千円=4,800千円(相続税額)
【売却後】
63,000千円(現金)+37,000万円(金融資産)=100,000千円
64,000千円×30%‐7,000千円=12,200千円(相続税額)
②娘様所有名義で不動産購の入手続き
自宅売却手続きを済ませた後に、娘様の名義で不動産購入をする。
【売却後不動産購入】
1,500千円(特定共有)+21,000千円(自宅)+37,000千円=59,500千円
23,500千円×15%‐500千円=3,025千円(相続税額)
お客様からの言葉(感謝・叱責)
最近知り合いと話している時に、相続についての話題がよく出ます。誰に相談したらいいのか、どうしたら良いのか等。その際に、不安な気持ちが大きくなった事を今でも鮮明に覚えています。顧問FPに伝えたところ、直ぐに資料を準備して頂き、素早く対応をして頂けました。日頃から、顧問FPにサポートを行っていただいていますが、今起こっている事だけでなく、未来を見据えてサポートをして頂いている事を、改めて実感しました。とても感謝しております。
その後のフォロー
このお客様は、既に顧問契約済み。今後も、お客様の年齢に合わせた出来事に対応できるよう、ご連絡の有無に関わらず、資料の作成・提案を適宜行います。金融資産売却等、生活に合わせた資金運用を行い、相続対策の対応をどのタイミングで行うのか等、直近の課題です。