解約返戻金とは
2023/03/15
聞き馴れない専門用語が多く、保険契約は難しいと思われる方も多いのではないでしょうか。
特に「解約返戻金(かいやくへんれいきん)」は幾つかの種類があり、複雑なものだと思われがちです。
今回は終身保険や養老保険などに発生する解約返戻金について、わかり易くご説明していきます。
解約返戻金とは
保険を契約期間の途中で解約した時に、保険会社より支払われるお金のことを「解約返戻金」と言います。
主に終身保険や養老保険で払い戻され、全ての保険契約で発生するものではありません。
契約期間が長いほど返戻率が上昇し易く、契約から解約までの期間によって金額は左右されます。
次に、解約返戻金の種類についてご説明します。
解約返戻金の種類
解約返戻金は3つのタイプに分類され、タイプにより保険料に違いがでます。
従来型
”一般的な生命保険” や ”養老保険” で適用されることが多いタイプです。
短期で保険契約を解約すると、解約返戻金が払い込んだ保険料の総額を下回る場合があります。
また予定利率(保険会社が生命保険の契約者に対して約束する運用利回り)は減少傾向にあり、それに伴って返戻金も少なくなっているのが現状です。
低解約返戻型
従来型解約返戻金の70%程度に、設定されているタイプの保険です。
”保険料払込期間中の解約” による解約返戻金は少なくなりますが、保険料を抑えられます。
”保険料払込期間満了後の解約” による解約返戻金の返戻率が良くなるのが一般的で、資産形成を目的として多く利用されるのが低解約返戻型保険です。
無解約返戻型
解約返戻金は発生しないことが多いタイプの保険で、掛け捨て保険とも呼ばれます。
上記2つの型と比べると、最も保険料を抑えられるのが特徴です。
まとめ
解約返戻金とは、保険契約を解約した際に保険会社より払い戻されるお金のことを指します。
「従来型」「低解約返戻型」「無解約返戻型」の3つの型に分類され、解約返戻金額に差があります。
それぞれの目的や必要な保障内容などに合わせて、最適な保険を選ぶことが大切です。