独立起業(その1)
2025/01/15
独立起業(その1)
コロナの影響で働き方が大きく変わろうとしています。
勤めていた会社が廃業したり、休業や時間短縮で
収入が激減したりと、様々な理由で転職や副業を
余儀なくされる。そして、新たな就職先を
探そうとしても、業種によっては求人が極端に少ない。
このような状況下で、自分で独立して何かを始めようと
いう人が増えてきているような気がします。
そこで今回と次回は、独立起業について
書いてみようと思います。まず今回は、起業前の
準備及び心構えです。起業するにあたっては、
事前の準備がどのくらい出来ているかが非常に
重要です。事前準備がしっかりと出来ていれば
独立してから事業が軌道に乗るまでの期間が
短くて済み、逆に事前準備が不十分のまま
独立してしまうと、どんなに素敵なビジネスプラン
だったとしても、事業が軌道に乗る前に資金が
尽きて廃業せざるを得なくなるかもしれません。
独立起業
まずは、いつ独立するか考え、そして独立までに
しっかりとお金を貯めましょう。
ライフプランと大きく関連しますが、
若いころに独立するか、それとも子育てが
終わって一段落した頃か、又は定年退職後か、
人によって様々です。
なお、子供に多額の教育費が掛かる時期と
ずらすのが賢明です。キャッシュフロー表を作り、
いつ頃がベストなタイミングなのか、しっかりと
考えましょう。事業資金は当然ですが、生活費も
考えないといけません。独立後、半年くらいは
無収入となるかもしれないことを覚悟して、
計画を立てることが重要です。
次に考えるのが、何をやるかです。自分の好きなもの、
得意なこと、周囲の環境、将来性など様々なことを
考慮して考えていくこととなりますが、
最優先すべきなのは、自分の好きなことだと思います。
辛いことがあっても、自分の好きなことであれば
乗り越えられると思うからです。独立するしないに
関わらず、一度、自分自身の棚卸し(自己分析)を
してみましょう。自分の経歴、スキル・資格、
好きなこと、長所・短所、人脈、夢・目標など
自分自身を振り返ってまとめてみると、
何か良いアイデアが浮かぶかもしれないですね。
どんなことをやりたいか、大まかなアイデアが浮かんだら、
もう少し具体化して考えてみましょう。
5W2H(誰に、何を、いつ、どこで、なぜ、
どのように、いくらで)を具体的に考えてみましょう。
ターゲットをどうするかで、何パターンも考え得ると
思います。そして次に、マーケティング戦略を考えます。
マーケティング手法としては、3C分析、SWOT分析、
STP分析、その他様々な手法がありますが、
いろいろな手法を駆使して、どのようにして売上を上げるか、
販売戦略を考えていきます。
そしてもう一つ、起業前から始めておいた方が
良いことが、営業活動です。会社員でいる間は
まだ正式に営業活動できないという人もいると
思いますが、もうすぐ独立する旨を友人知人に伝え、
将来の見込客を開拓し、独立後、軌道に乗るまでの
期間を少しでも短くすることが大事です。
次回は、手続きや資金繰りについて説明します。
ファイナンシャル・プランナー
木元広之
----------------------------------------------------------------------
FP Avenue
〒
338-0001
埼玉県さいたま市中央区上落合2-3-2Mio新都心
電話番号 :
048-851-5230
----------------------------------------------------------------------