独立起業(その2)
2025/02/05
今回は、独立起業に関する手続きや資金繰りについて書いてみようと思います。
独立起業
独立起業については、まず、個人事業にするか、
それとも法人にするか決める必要があります。
個人事業・法人それぞれメリット・デメリットがあり、
一概にどちらが良いとは言えませんが、
まずは個人事業で始め、規模が大きくなった場合に
法人化するパターンが多いように感じます。
手続きとしては、個人事業の場合は
開業の届出のみで済みますが、法人の場合は
設立登記が必要です。そして、法人の印鑑登録や、
銀行口座の開設等の手続きが必要となります。
法人の場合、金融機関によっては口座開設に
数日かかる場合もあるので、日にちに余裕を
もって手続きしましょう。
また、個人事業・法人ともに、青色申告の適用を
受ける場合には税務署に青色申告承認申請書の
提出が必要です。提出には期限があるので気を付けましょう。
業種によっては営業するにあたって
許認可が必要な場合もあります。
県庁・保健所・警察署など、許認可の内容に
よって申請先は異なります。申請してから
許認可がおりるまで少し期間がかかるので、
やりたい業種が許認可が必要な場合は
早めに手続きしましょう。
次は資金繰りと事業計画です。
まずは事業計画を作り、どのくらい資金が
必要なのか計画を立てる必要があります。
最初に初期投資でどのくらい必要か、
そして軌道に乗ったらどのくらい必要か、
計画を立てましょう。
そして資金が不足するようであれば、
融資を受けることも検討すると思いますが、
タイミングが重要です。もし融資を考えるので
あれば、早い段階で(資金が充分にあるうちに)
融資を受けましょう。手持ち資金が少なく
なってからでは、充分な金額の融資を受けることは
できません。自己資金がどのくらいあるかも
重要ポイントだからです。
事業開始後はキャッシュフロー表を作り、
きちんと毎月の資金計画を立てて
管理していくことが大事です。
売上があっても入金は2~3ヶ月後
ということもあります。また逆に、
前払いで何かを支払わなければいけない
場合もあるでしょう。このようなことが
あるので、損益管理とは別に資金管理も重要です。
企業では営業や総務・経理など、
担当業務が分かれていますが、
起業するとすべて自分で行うことと
なります。最初はうまくいかないことが
多いと思いますが、PDCAサイクルを
繰り返し、成長していきましょう。
ファイナンシャル・プランナー
木元広之
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