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<title>ブログ | さいたま市でFPなら【FP Avenue】</title>
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<title>現代の五穀豊穣の聖地「兜町」と、豊かさの源流</title>
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現代の五穀豊穣の聖地「兜町」と、豊かさの源流デジタルクリエイターさんが作成してくださった、私の紹介画像がある。
そこには、このような言葉が添えられている。
『五穀豊穣の聖地・兜町スタジオでのキャスター歴22年。
音声表現者として自身のキャリアと舞台のテーマを重ね「金融・経済×アート」の架け橋になること、日本の芸術文化の魅力を世界に伝えたいという想いを大切にしている』

その画像を目にした私のエッセイ連載の担当者の方から、こんな新鮮な疑問を投げかけられた。
「なぜ、兜町が『五穀豊穣の聖地』と言われているのでしょう？」

確かに「日本橋兜町」といえば、一般的には“金融・証券の街”という無機質なマネーのイメージが強い。
そこに「五穀豊穣」という農業や豊作を意味する言葉が並ぶと、「おや？」と不思議に思うのはとても自然なことかもしれない。
だが、この結びつきの歴史的背景を紐解いていくと、そこには日本の富の源流とも言える、美しい物語が見えてくるのだ。

「兜町」と「五穀豊穣」がどう結びついているのか。
その原点は、日本の経済や富の基準が「お米（石高制）」であったという歴史に遡る。
かつて、お米はただの食べ物ではなく、貨幣としての役割を果たしていた。
年貢を納めることは、今の納税と同じだ。
つまり、古来の日本において、お米（石高）が増えることを願い、五穀豊穣の実りを願うことは、国が豊かになること、すなわち「経済の発展」そのものを意味していたのだ。
その流れを汲み、近代日本経済の礎（東京株式取引所）が築かれた街こそが、日本経済の父・渋沢栄一翁が開いた兜町である。

だからこそ兜町は、「農の実り」と「経済の実り」が重なる場所として、敬意を込めて「五穀豊穣の聖地」と表現されるようになった。
実際、東京証券取引所に企業が新規上場する際に、伝統的に鳴らす五回の鐘の音は、「五穀豊穣」の「五」に由来している。

そして、日本の美意識に深く根ざす「一粒万倍」という言葉がある。
わずか一粒の籾（もみ）が万倍もの稲穂に育つという、本来は農業の豊作に由来するこの思想は、現代の金融・経済が果たす役割にも重なり合う。
それは、「小さな資本が、産業を育て、社会全体へ大きな価値を生み出していく」という、兜町が担ってきた資本主義の美しい好循環そのものなのだ。私がキャスターとして歩んできた22年の経済の現場。
そして、音声表現者として関わらせていただいている、日本最古の歴史書『古事記』の神話をベースにした総合芸術舞台『一粒萬倍ASEED』。

一見、対極にあるように見える「経済」と「アート」の2つの世界は、実は「一粒が萬倍もの豊かな実りを遂げることを願う」という共通の精神世界で、深く強く一致し、結びついている。

私たちが生きる現代の経済システムは、その源流をたどれば、すべては『お米』を尊び、自然の恵みに感謝してきた『五穀豊穣』の祈りに辿り着く。兜町を単なるマネータウンとして捉えるのではなく、「日本の豊かさの源流を受け継ぎ、新たな価値を芽吹かせる聖地」としてリスペクトを捧げること。
その架け橋となり、日本の心の温かさを言葉に変えて世界へ、そして次世代へと届けていくこと。
それこそが、私がこのパラレルワークの中心に掲げる、揺るぎない北極星なのだと改めて強く想う。※総合芸術舞台『一粒萬倍ASEED』https://ichiryumanbai.com/＜エッセイVol.1へ＞綴り手：鈴木ともみキャスター・エッセイスト【プロフィール】国士舘大学政経学部兼任講師、経済学修士、早稲田大学トランスナショナルHRM研究所招聘研究員、日本記者クラブ会員記者、国際金融情報番組『WORLDMARKETZ』(東京MXテレビ・STOCKVOICE)キャスター。『TokyoFinancialStreet』(STOCKVOICE)キャスター。マイナビ「鈴木ともみのわかりやすい経済ニュース解説」、日経電子版、日経QUICK等に経済コラムを連載。地上波初の株式市況中継TV番組でキャスターを務めるほか、TOKYO-FM、ラジオNIKKEIなどラジオ番組にも出演。JazzEMPアンバサダー・メインMC。総合芸術舞台『一粒萬倍ASEED』アンバサダー・語り役。パーソナルカラリスト。☆エッセイ【吉日のおかわり（五感で潤すオフ活のススメ）】TOMOMISUZUKIＡSEED｜note主な著書『株式投資・新NISA損をしない投資に大切な基本100』（アルソス刊）『資産寿命を延ばす逆算力』(シャスタインターナショナル刊)『デフレ脳からインフレ脳へ』（集英社刊）
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<link>https://fpavenue.com/blog/detail/20260613124117/</link>
<pubDate>Sat, 13 Jun 2026 12:44:00 +0900</pubDate>
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<title>心に「ストック」の安心、人生に「フロー」の潤いを</title>
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心に「ストック」の安心、人生に「フロー」の潤いを講演や大学の授業に立つとき、私が必ず聴講者の皆さんや学生たちに伝えていることがある。
それは、あらゆる場面において羅針盤となる「ストック」と「フロー」の考え方だ。

「ストック」とは「蓄え」を意味し、時間をかけてコツコツと築いていくもの。ただし、いくら潤沢な蓄えがあろうとも、ただ使い続けていれば、いつかはゼロに向かって減っていく。
一方の「フロー」は「流れ」を意味し、こちらは定期的に巡り、入ってき続けるものを指す。

これを資産形成の文脈にあてはめると、世間でよく耳にする「老後までに何千万円貯めておきたい」という視点は、典型的な「ストック（資産の蓄え）」の思考だ。
だが、このストックに、もしも「フロー」という考え方を掛け合わせたらどうなるだろう。

築いたストックを温存したまま、勤労による収入、株式からの配当、不動産の賃料、あるいは年金といった「フロー（定期的な流れ）」で日々の生活を維持することが可能になる。
ストックという“いつか底をつくかもしれない恐怖”に怯えることなく、生きている間はずっと、安定した流れに身を委ねることができるのだ。

お金に携わるFP（ファイナンシャル・プランナー）としても、老後や今の暮らしの漠然とした不安を根本から解消する鍵は、この2つの性質を理解し、組み合わせておくことにある、というメッセージを伝えておきたい。

このように、資産形成の方法として極めて有効な「ストックとフロー」だが、私はこれをお金の話だけに留めておくのはもったいないと思っている。
このロジックを、「心の余白」や「生き方」という内面の文脈にあてはめてみると、実に見事な景色が見えてくるのだ。

お金のストックが「これまで積み上げてきた資産」であるように、心のストックとは「これまでの歩みがもたらしてくれた、揺るぎない安心感のベース」なのだろう。
かつて綴ったように、「指名と対価」で満たされる自分軸を持ち、誇れるファクトを心に備蓄しておくこと。
この内なる貯蓄があればこそ、焦りや不安のノイズは消え、そこに「心の余白」が生まれやすくなる。

そして、お金のフローが「毎月の収支の動き」であるように、心のフローとは「今、この瞬間に社会と交わり、エネルギーを循環させる心地よい躍動」そのものだ。指名を頂戴し、求められた現場で、プロとしての凛とした対価をいただく。
これは、自身の価値が社会と美しく響き合う、最高に贅沢な「心のフロー」に他ならない。
生き生きとしたエネルギーが、心地よく満ち引きしている感覚だ。

もしも、人生を「ストック」だけで生きようとすれば、いずれ社会との繋がりが薄れ、心の水面は退屈に淀んでしまうのだろう。
逆に、目先の「フロー」だけに追われてしまえば、時間に忙殺され、自分を満たす大切な余白が削り取られてしまう。

潤沢なストック（安心感）を背に、極上のフロー（指名される場所）を自らコントロールしながら、心の余白を感じつつ優雅に泳ぎきること。
これこそが、最も美しく豊かな生き方の調律なのではないだろうか...と思う今日この頃である。＜エッセイVol.2へ＞綴り手：鈴木ともみキャスター・エッセイスト【プロフィール】国士舘大学政経学部兼任講師、経済学修士、早稲田大学トランスナショナルHRM研究所招聘研究員、日本記者クラブ会員記者、国際金融情報番組『WORLDMARKETZ』(東京MXテレビ・STOCKVOICE)キャスター。『TokyoFinancialStreet』(STOCKVOICE)キャスター。マイナビ「鈴木ともみのわかりやすい経済ニュース解説」、日経電子版、日経QUICK等に経済コラムを連載。地上波初の株式市況中継TV番組でキャスターを務めるほか、TOKYO-FM、ラジオNIKKEIなどラジオ番組にも出演。JazzEMPアンバサダー・メインMC。総合芸術舞台『一粒萬倍ASEED』アンバサダー・語り役。パーソナルカラリスト。☆エッセイ【吉日のおかわり（五感で潤すオフ活のススメ）】TOMOMISUZUKIＡSEED｜note主な著書『株式投資・新NISA損をしない投資に大切な基本100』（アルソス刊）『資産寿命を延ばす逆算力』(シャスタインターナショナル刊)『デフレ脳からインフレ脳へ』（集英社刊）
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<link>https://fpavenue.com/blog/detail/20260609223709/</link>
<pubDate>Tue, 09 Jun 2026 22:49:00 +0900</pubDate>
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<title>2026年相場は“足踏みの年”か？今こそ考える資産形成の軸</title>
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<![CDATA[
2026年相場は“足踏みの年”か？今こそ考える資産形成の軸今年に入り、株式市場の動きに対して「どこか見覚えがある」と感じている方も多いのではないでしょうか。実際、2026年の相場は2022年と似た空気感を持っています。2022年といえば、コロナ後の経済再開に伴うインフレの進行、そしてそれを抑えるための急速な利上げが株価の重しとなった年でした。金利上昇は企業の資金調達コストを押し上げ、将来利益の現在価値を下げるため、株価には逆風となります。そして今年もまた、「金利」と「インフレ」という2つのキーワードが市場の中心にあります。ただし、今回が2022年と完全に同じかというと、そう単純ではありません。違いも明確に存在します。まず、企業業績です。2022年当時は急激な環境変化に企業が対応しきれず、利益見通しが不安定でした。一方で現在は、多くの企業がすでにコスト構造を見直し、インフレや金利上昇をある程度織り込んだ経営を行っています。また、投資家の心理も異なります。前回は「想定外の利上げ」がショックとなりましたが、今回はある程度織り込み済みです。つまり、同じ“金利上昇局面”でも、市場へのインパクトの質が違うのです。では、今年の相場はどうなるのでしょうか。結論から言えば、「大きく上がる年」というよりは、「上下しながら方向感を探る年」、いわゆる“足踏みの年”になる可能性が高いと考えています。このような環境では、短期的な値動きに振り回されやすくなります。「上がりそうだから買う」「下がりそうだから売る」という判断を繰り返すほど、結果的にパフォーマンスが悪化するケースも少なくありません。だからこそ重要になるのが、“投資の軸”です。・何のために資産運用をしているのか
・どれくらいの期間で増やしたいのか
・どの程度のリスクを取れるのかこうした基本に立ち返ることが、結果的に最もブレない投資につながります。例えば、長期で資産形成を考えている場合、今年のような横ばい相場は「悪い年」ではありません。むしろ、価格が大きく上がらないことで、一定の水準で積み立てを続けられる“仕込みの時間”とも言えます。一方で、短期的な利益を狙う場合は、これまで以上に慎重な判断が求められます。値動きが不安定な分、利益機会もありますが、その分リスクも高まるからです。つまり、「相場環境が難しい」のではなく、「自分のスタンスが問われる相場」だと言えるでしょう。後に、少し視点を変えてみてください。相場が好調な時期は、誰でもそれなりに利益を出せます。しかし、本当に差がつくのは、こうした“判断が難しい局面”です。焦らず、流されず、自分の軸で判断できるかどうか。今年はまさに、その力が試される一年になるかもしれません。いま一度、ご自身の資産運用の目的と向き合うきっかけになれば幸いです。ファイナンシャル・プランナー大木豊★ご自身の資産運用の“軸”を考えてみませんか？5月31日(日)セミナー・外貨建て資産運用について6月6日(土)セミナー・ご自身にあった運用方針、運用環境とは？6月6日は北与野で無料個別相談をお受けします！詳細・お申込みはこちら執筆者：大木豊ファイナンシャル・プランナー
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<link>https://fpavenue.com/blog/detail/20260515220354/</link>
<pubDate>Fri, 15 May 2026 22:14:00 +0900</pubDate>
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<title>老後の資産管理のリスクを考える</title>
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<![CDATA[
老後の資産管理のリスクを考える4月の朝日新聞の特集で「認知症の人と資産」というテーマが取り上げられていました。非常に重要な内容だと感じたため、今回は「自分の親」そして「自分自身の老後」における資産管理について考えてみたいと思います。

私事になりますが、父は87歳で他界し、現在は92歳の母が実家で一人暮らしをしています。
父は85歳頃から徐々に物忘れが増え、毎朝電話がかかってくるようになりました。やがて症状が進み、医師の診断によりアルツハイマー型認知症と判明しました。その後、家族の認識も徐々に難しくなっていきました。

この段階で問題になるのが「資産管理」です。
金融機関は本人の判断能力が低下したと判断すると、資産保護の観点から口座を実質的に凍結することになります。こうなると、預金があっても介護費や生活費を自由に使えないという事態に陥ります。
我が家の場合は、母が家計を管理していたため何とか対応できましたが、本来であれば「認知症と診断される前」に対策を講じておくべきでした。

相続対策はよく話題になりますが、それは亡くなった後の話です。
まず重要なのは、「生きている間の資産をどう守り、どう使うか」という視点です。
そこで、認知症対策として検討の選択肢となる主な制度を整理してみます。

まず一つ目は、金融機関の代理人制度や家族カードです。
元気なうちに子どもを代理人として登録しておくことで、日常的な出し入れが可能になります。手続きが比較的簡単な点はメリットですが、金融機関ごとに運用が異なり、認知症発症後に制限される場合もあるため注意が必要です。

二つ目は家族信託です。
信頼できる家族と契約を結び、将来判断能力が低下した際に資産管理を任せる仕組みです。介護費の支払いだけでなく、不動産の管理・売却など柔軟に対応できる点が大きな特徴です。一方で、契約設計や運用の質が重要になるため、関わる専門家の選定が非常に重要です。

三つ目は任意後見制度です。
判断能力があるうちに、将来の後見人を自ら決めて契約しておく制度です。希望する人に任せられる点は安心ですが、実際に制度が発動すると後見監督人への報告義務などが発生し、手続き負担が大きくなることがあります。

そして最後が、法定後見制度です。
認知症発症後に家庭裁判所へ申し立てを行い、後見人を選任してもらう仕組みです。ただし、時間や費用がかかるうえ、必ずしも家族が選ばれるとは限らない点は押さえておく必要があります。

こうした制度を考える前提として、まず大切なのは「家族で資産の棚卸をすること」です。しかし実際には、お金や病気、死後の話は切り出しにくく、先送りされがちです。また、家族関係が複雑な場合や疎遠な親族がいる場合には、話し合い自体が難航することも少なくありません。それでも、不動産や一定の資産があるご家庭ほど、事前の整理をしておかないと将来的なトラブルにつながる可能性が高くなります。
私自身の考えとして、「家族で支えていく」という前提であれば、柔軟性の高い家族信託の活用は非常に有効な選択肢だと感じています。まだ新しい仕組みのため認知度は高くありませんが、実務的には最も現実に即した対応が可能です。
また近年は、高齢者を狙った詐欺も増加しています。警察官を装った訪問や不要なリフォームの勧誘など、手口は年々巧妙化しています。
こうしたリスクも踏まえると、「判断能力があるうちに準備しておくこと」の重要性は、ますます高まっています。
帰省のタイミングは、家族で落ち着いて話をする良い機会です。健康状態の確認とあわせて、今後の資産管理について一度話題にしてみてはいかがでしょうか。
将来の安心は、今の小さな一歩から始まります。ファイナンシャル・プランナー大木豊★お知らせ★
5月23日(土)の岩槻セミナーは、
民事信託相談センター代表理事の本間弘一氏を講師にお迎えし、家族信託についてお話しします。詳細・お申込みはこちら
執筆者：大木豊
ファイナンシャル・プランナー

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<link>https://fpavenue.com/blog/detail/20260505192801/</link>
<pubDate>Tue, 05 May 2026 19:35:00 +0900</pubDate>
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<title>世界の風と日本の現実② ― 風と潮流から“自分の判断軸”をつくる</title>
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<![CDATA[
世界の風と日本の現実②
風と潮流から“自分の判断軸”をつくる前回は、「世界の風が私たちの暮らしに影響している」というお話をしました。最近のニュースでは、中東情勢の緊張を背景に、世界各国でエネルギーの使用制限が始まっています。例えばフィリピンでは燃料価格の上昇を受けて在宅勤務が推奨され、飲食店の来客数が3～4割減少するなど、すでに生活への影響が出始めています。
働いている人の中には、「仕事を失うかもしれない」と不安を感じているという報道もありました。このように、一つの地域で起きた出来事が、・エネルギー価格の上昇
・企業活動の縮小
・雇用や収入への影響といった形で、私たちの生活に直結していきます。こうした動きは、・資源価格の上昇
・インフレ圧力の高まり
・金利への影響といった「風」を生み出します。そしてこうした風が続くことで、・物価上昇を前提とする時代
・金利のある時代という「潮流」が形成されていきます。そしてその潮流は、やがて私たちの生活に入り込み、住宅ローン金利や生活コストに影響を与えていきます。では実際に、私たちはどのように考え行動すればよいのでしょうか。ここで重要なのは、同じ風を受けても、判断は人によって異なるという点です。だからこそ、「何を基準に判断するのか」が問われる時代になっています。例えば住宅購入を考えている方であれば、・「金利が上がる前に早く購入しよう」と考える方
・「もう少し様子を見よう」と考える方どちらも間違いではありません。では、この違いはどこから生まれるのでしょうか。それは一人ひとりの「基軸」が違うからです。
基軸が、考え方や行動の方向を決めていきます。基軸とは、単なる知識ではなく、・自分は何を大切にしたいのか
・どのくらいのリスクを受け入れられるのか
・将来をどう描いているのかといった、自分自身の考え方の“重心”です。例えば、「多少金利が上がっても、早く住環境を整えたい」という方にとっては、早期購入が合理的な判断になります。一方で、「将来の不確実性に備えて余裕を持ちたい」という方にとっては、様子を見ることが合理的な判断になります。つまり、正解は一つではなく、“自分にとっての納得解”があるということです。そしてこの納得解を導くために必要なのが、風や潮流（世の中の出来事や時代の流れ）を理解しながら、自分自身の基軸をしっかりと持っていることです。私は日々のご相談の中で、「情報はたくさんあるが、決められない」という方に多く出会います。決められないのは、情報が足りないからではなく、判断の基準、つまり基軸が定まっていないからだと思います。基軸が定まっていると、・情報に振り回されなくなる
・判断のスピードが上がる
・決断に納得感が生まれるという変化が起きます。住宅購入、資産形成、相続。
どのテーマであっても、ベースとして必要なのはこの「基軸」です。風と潮流を理解し、基軸に照らし合わせて進む方向を考える。
その具体化が羅針盤、つまり「ライフプラン」です。
これを見える化することが、これからの時代を生き抜く力になると考えます。CFP井上昇「世界の風と日本の現実①」へ
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<link>https://fpavenue.com/blog/detail/20260411172625/</link>
<pubDate>Sat, 11 Apr 2026 17:35:00 +0900</pubDate>
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<title>世界の風と日本の現実① ― いま、私たちの暮らしに何が起きているのか </title>
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世界の風と日本の現実①いま、私たちの暮らしに何が起きているのか最近、住宅購入のご相談の中で、こんなお声をいただくことが増えています。「物価も上がっているし、金利も上がりそうで不安です」「今、動いていいのか、それとも様子を見るべきなのか…」この“迷い”は、決して個人の問題ではありません。実はその背景には、世界全体で起きている大きな変化があります。私はこれを「風」と「潮流」という言葉で整理しています。例えば世界では今、・中東情勢の不安定化・資源価格の上昇・インフレの再燃・金利の上昇といった風が吹いています。こうした風が重なり合い、一定期間続くことで、次第に風が「潮流」という大きな流れになっていきます。例えば現在の潮流としては、・低金利時代から金利のある時代への転換・物価が安定していた時代から上昇を前提とする時代への変化
・国や制度に依存する流れから、個人が判断する時代への移行といった、大きな方向性の変化が生まれています。そしてその潮流は、やがて・住宅ローン金利の上昇・生活コストの増加・資産価格の変動といった形で、私たちの生活に入り込んできます。つまり、ニュースで見ている世界の出来事は、すべて自分の暮らしに繋がっているのです。ここで大切なのは吹いている風を「当てること」や「予測すること」ではなく「理解すること」です。未来を正確に予測することはできません。しかし、・今、何が起きているのか・なぜ起きているのか・どの方向に動いているのかこれを理解することは努力次第で十分に可能です。そしてこの努力がご自分の判断基準を作り上げていきます。最終的には自分の判断の拠り所となる“軸”を育てていくことになります。私はこれを「基軸」と呼んでいます。住宅購入も、資産形成も、相続も、すべてはこの「基軸」から始まります。逆に言えば、基軸がない状態での判断は、環境に振り回されることになります。・金利が上がるから不安・周りが動いているから焦る・情報が多すぎて決められないこうした状態から抜け出すために必要なのが「基軸を持つこと」です。次回は、「では具体的に、どうすれば基軸を持てるのか？」について風や潮流の具体例をあげてお話ししたいと思います。井上昇（CFP）「世界の風と日本の現実②」へ
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<link>https://fpavenue.com/blog/detail/20260411171759/</link>
<pubDate>Sat, 11 Apr 2026 17:25:00 +0900</pubDate>
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<title>投資信託の分配金のおさらい</title>
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投資信託の分配金のおさらいFPサロンさいたま新都心の金融教育講師、資産形成アドバイザー大地恒一郎です。さて、2026年は丙午の年、金融マーケットは、さっそく株も為替も暴れ馬のごとく、大きく動いているようです。積立投資家にとっては、相場の変動はあまり気にすることなく、逆にバーゲンセールの時に多く購入できるので、実は大いに歓迎すべきものなのかもしれません。さて、毎月分配型の投資信託は、今のところ、NISAの対象ファンドではありませんが、投資家の一定層には根強い人気があるようです。一方、隔月分配型や四半期分配型などのファンドは、成長投資枠の対象となっています。そこで、改めて、投資信託の分配金についておさらいしておきましょう。■分配金の多いファンドは、本当にお得なの？いえ、答えはNOです。分配金が多いことと運用成績は無関係ですし、投資家にお得なもの、という訳ではありません。投資家の中には、「分配金は預貯金の利息のようなもの」と思っている方がいるかもしれません。しかし、これはよくある大きな誤解です。預貯金の利息は、預けた元本に銀行などが上乗せするものなので、利息分を引き出しても、元本そのものが減ることはありません。■分配金が出ると、基準価額はどうなるの？一方、投資信託の分配金は、ファンドの純資産の中から支払われます。つまり、分配金が支払われると、分配金相当分の純資産総額（元本＋運用損益）が減り、基準価額も下がります。例えば、1万円の預貯金に対して、利息100円を受け取る場合、利息が入金された口座残高は1万100円で、利息を除いた預貯金残高は元本1万円です。これに対して、分配金支払前に基準価額1万円のファンドが、100円の分配金を支払った場合、分配金支払い後の基準価額と分配金の合計は1万円、分配金支払い直後の基準価額は9,900円になります。（税金や手数料などは考慮しない。）■分配金の正体は？分配金の100円は、運用益から支払われる場合もあれば、投資元本から支払われている場合もあります。投資信託は多くの人が、様々なタイミングで購入・売却する金融商品です。つまり、同じファンドであっても、個々人の購入・売却のタイミングによって、運用の結果得られた利益から、分配金が支払われることもあれば、運用益が出ておらず、投資家の元本から払い戻されるケースもあるのです。また、分配金の支払い有無やその金額・頻度は、運用会社の分配方針に基づいて定められており、運用益がなくても分配金を出すことは可能です。運用の利益から支払われる分配金は「普通分配金」と呼ばれ、運用の利益がないにもかかわらず、分配金を元本から支払うものは、「元本払戻金（特別分配金）」と呼ばれます。そのため、分配金額や分配回数が多いからといって、必ずしも運用成績が良好とは限らない点に注意が必要です。■分配型ファンドは、計画的に取り崩すための仕組みそして、分配金を積極的に出す分配型ファンドは、「定期解約システム付きの投資信託」と捉えると分かりやすいでしょう。「定期解約システム付きの投資信託」として、定期的に取り崩したい投資家にとっては、分配型の投資信託は便利な商品、と言えるのではないでしょうか。分配金という言葉に安心感を覚える前に、そのお金が「どこから、どのように」支払われているのかを理解することが、投資信託と上手に付き合う第一歩と言えるでしょう。金融教育講師、資産形成アドバイザー大地恒一郎☆大地先生は、4月29日の浦和セミナーに登壇予定です。投資信託での運用やNISAの活用法について学びたい方はぜひご参加ください。詳細はこちらwww.fpsalon-saitama.com/post/urawa20260429
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<link>https://fpavenue.com/blog/detail/20260411154843/</link>
<pubDate>Sat, 11 Apr 2026 15:52:00 +0900</pubDate>
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<title>＜2026年の潮流・後編＞ 日本の暮らしはどう変わるのか</title>
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＜2026年の潮流・後編＞日本の暮らしはどう変わるのか～住宅購入・売却に必要な「静かな意思決定」～前編では、世界の大きな潮流がアジアへ移りつつあること、そしてその潮流が日本経済の前提を変えはじめていることを整理しました。後編では、それらの変化が私たちの生活、特に住宅市場や家計にどのように影響するのかを考えていきます。まず、もっとも身近な影響として挙げられるのが「金利」です。2025年後半から日銀は段階的な利上げを続けており、2026年は住宅ローン金利がじわりと上昇する局面に入ると見られています。これまでの“動かない金利”に慣れてきた日本にとって、これは家計の前提が少しずつ変わる出来事です。返済負担、修繕計画、資産形成のいずれにも影響が及び、住宅購入を検討する若い世代にとっては特に判断力が問われる年になるでしょう。また、売却を考えるシニア層にとっても金利上昇は無関係ではありません。買い手側のローン負担が増すことで、売却までの期間が長くなったり、価格交渉が慎重になったりする可能性があります。一方で、再開発が進む地域や交通利便性の高いエリアでは依然として底堅い需要が続いており、地域の“暮らしの価値”によって不動産市場の強さが大きく変わる時代に入っているとも言えます。政府の政策方向も重要な要素です。高市政権は、住宅支援策・子育て支援・地方投資の強化など、生活に密接に関わる政策を積極的に打ち出しています。とくに地方都市で進む再開発や災害対策の強化は、暮らし方そのものの選択肢を広げる動きと言えます。例えば、さいたま市のように交通網や教育環境が整った都市部は安定した人気を維持し、資産としての住宅価値にも一定の支えとなるでしょう。ここまでの動きを踏まえると、2026年の今、私たちに求められるのは、変化に振り回されない“静かな意思決定”です。経済の風は強まったり弱まったりしますが、家族の暮らしを支えるのは、もっとゆっくりと、確かに流れる“経済の潮流”です。たとえば住宅購入を考える若い世代であれば、現役世代にとってのキーワードは、＜返済可能性・将来収入・立地価値＞の三つをどう見極めるかに尽きます。・無理のない返済計画・将来の収入変化への備え・災害リスクや利便性をどう評価するか大切なのは“買える家”ではなく、“持ち続けられる家”を選ぶことです。一方、売却を検討するシニア層であれば、シニア層にとってのキーワードは、＜生活動線・流動性・承継設計＞をどう整えるかにあります。・生活動線と住まいのサイズ感・市場での換金性（流動性）・資産承継の組み立て方これらは“今の暮らし”だけでなく、“次の世代”を見据えた住まい方を作るうえで欠かせない視点です。市場は風のように変わります。しかし、家族の暮らしには、その都度変えてはいけない「軸」が必要です。金利、物価、為替といった外部環境が変化する時代だからこそ、自分たちの生活の軸をしっかりと持ち、その軸に沿った意思決定を行うことがより重要になります。この記事（前編・後編）が、2026年の皆さまの暮らしと不動産判断に、静かで確かな灯りとなれば幸いです。CFP井上昇＜※前編はこちら＞******************************************世界の潮流と日本の現状について、セミナーで詳しくお話しします。＜2026年2月1日(日）・さいたま新都心＞変わりゆく世界、変わる日本～私たちは豊かな生活と安心を手にできるのか～詳細はこちら******************************************
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<link>https://fpavenue.com/blog/detail/20260105085000/</link>
<pubDate>Mon, 05 Jan 2026 08:51:00 +0900</pubDate>
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<title>＜2026年の潮流・前編＞ 変わりゆく世界、変わる日本</title>
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＜2026年の潮流・前編＞変わりゆく世界、変わる日本～トランプ・プーチン外交とアジアの台頭が示す「潮流」～この一年、世界は想像以上のスピードで動きました。そして2026年、新たな潮流が静かに、しかし確実に姿を現しつつあります。その象徴的な出来事が、米国のトランプ大統領とロシアのプーチン大統領の相次ぐ中国・インド訪問のニュースでした。これらの訪問は、単なる外交儀礼ではありません。世界の重心がアジアへ移りつつある現実を、強烈に印象づける出来事だったと言えるでしょう。アジアの人口規模、経済成長率、そして消費市場としての魅力は、もはや欧米が中心だった20世紀とは違う新しい時代を示しています。各国が中国・インドを軸とするアジア市場との結びつきを強めるのは、単に経済的利益のためだけではありません。政治面でも、アジアでの合意形成が国際秩序に影響する場面が増えており、「アジアを抜きに世界は動かない」状況が生まれつつあります。こうした世界の変化は、日本の暮らしにとって遠い話ではありません。2025年後半から、日本では日本銀行（BOJ）の利上げ局面に入り、金利が“動く時代”に戻りました。長く続いた低金利環境に慣れた私たちにとって、この変化は家計の感覚を揺さぶる出来事です。住宅ローンや修繕計画、資産運用における選択肢は、これまで以上に「金利」という要素を意識せざるを得なくなりました。さらに、日本初の女性首相である高市政権の経済政策も注目を集めています。拡張的な財政政策と国内投資の促進、賃金底上げの仕組みづくりが進められる一方で、国債市場では利回り上昇が続き、長期金利はかつてない水準に近づいています。政府の政策方向と市場の反応の乖離が時折見られ、経済の“体温”ともいえる物価、そして家計の“血流”である金利が、少しずつ変化していることを感じ取れます。この記事でお伝えしたいのは、「来年の市場予測」ではありません。世界の風は常に変わります（市場は常に速やかに変化します）。しかし、風を生み出す“潮流＝Current”は、それに比して、ゆっくりと動き、決して目立つことはありません。アジアの台頭、米国の内向き志向、ロシアのアジアへの接近。この三つの大きな潮の向きは、日本の暮らしの前提条件を変えつつあるようです。では、この潮流の転換点に立つ今、私たちはどのように暮らしを守り、資産を整え、家族の未来に備えるべきでしょうか。後編では、住宅購入・売却、資産形成、家計防衛といった“生活に直結するテーマ”に焦点を当て、2026年の暮らしを考えるための視点を整理してまいります。＜後編へ続く＞CFP井上昇******************************************世界の潮流と日本の現状について、セミナーで詳しくお話しします。＜2026年2月1日(日）・さいたま新都心＞変わりゆく世界、変わる日本～私たちは豊かな生活と安心を手にできるのか～詳細はこちら******************************************
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<link>https://fpavenue.com/blog/detail/20260105084537/</link>
<pubDate>Mon, 05 Jan 2026 08:49:00 +0900</pubDate>
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<title>親が元気なうちに話し合っておきたい、介護のこと、資産のこと</title>
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親が元気なうちに話し合っておきたい、介護のこと、資産のこと前回、まさかの時の医療について父と真剣に話した経験をご紹介しました。
その流れで、実家の相続や資産についても、実際に父と話し合いました。
最初、父は「うちは資産家じゃないから揉めないよ」と言って、受け流そうとしましたが、
息子としての私は、そんなことを心配しているのではありません。

父に介護が必要になったとき、
父がどのような生活を望み、それを支える資金力がどの程度あるのか確認しておきたかったのです。
介護保険があるとはいえ、介護は、長期にわたることが多く、自己負担は小さくはありません。
そして、父と話をしたことで、思いがけず喫緊の課題を発見することができました。

今回は、父の資産状況を確認したことで見えてきた、
「不動産（実家）の課題」についてお話しします。


■資産は「シンプル」で一安心、と思いきや…

勇気を出して父に資産状況を聞いてみたところ、その内容は思った以上にシンプルでした。
生活費：年金の範囲内で賄いたいと考えている。
資産：わずかな貯金と実家、自家用車のみ。保険はすべて解約済み。
借金もなく、複雑な金融商品もないことには安心しました。

しかし、資産が少ないということは、父の老後の「選択肢が限られる」ということです。
施設に入居するほどの潤沢な資金はないため、
介護生活はできるだけ「在宅医療」で進めるしかないとわかりました。
父自身も実家に愛着があり、「できるだけここに住みたい」と願っています。
一見、父の希望と懐事情が合っているように見えますが、
ここに不動産特有の落とし穴がありました。

■「在宅介護」を阻む実家の現実

父は「介護が必要になったら、介護保険でリフォームや
ベッドのレンタルをすればいい」と考えています。
しかし、肝心の実家（建物）の状態が問題です。
建物の劣化
築20年以上たっているのに点検をほとんど受けていないとのこと。
二階の子供部屋は使っていないため物置状態。

立地の制約
実家は「市街化調整区域」にありました。
もし建物の老朽化が進んで雨漏りや断熱性の欠如が深刻になっていたら、
いくら訪問看護などのサービスを入れても、「在宅での生活そのもの」が
物理的に不可能になる恐れがあります。「住み続けたい」という父の願いを叶えるには、
そもそも建物の状況の確認から始めなければならないでしょう。

そこで、私は父に実家の点検を強く勧めました。
父は、「お金がかかるなぁ」とこぼしながらも、しぶしぶ承知しました。
必要な点検を怠ったために、実家が使えなくなっては大幅な計画変更を余儀なくされてしまいます。

現在、建築会社に点検を依頼し、費用の見積もりを出してもらうことになっていますが、
日程がいつになるか決まっていないのが心配です。せめて定期的に点検し、
その都度必要な修繕をやっていてくれたらと残念でなりません。

■「二束三文」の実家をどうする？兄弟会議の憂鬱

そして最大の懸念は、相続発生後に私たち兄弟3人で実家をどうするかです。
以前、母の相続の際、この実家にはほとんど資産価値が認められませんでした。

売れない
市街化調整区域のため、高額売却は期待薄。
分けられない
現金なら分けられますが、不動産は分割が困難です。
「兄弟の誰かが引き取ってくれるといいが…」というのが本音ですが、誰も欲しがらない場合、
最終的に長男であり、最も実家の近くに住んでいる私が管理する立場になるでしょう。
役場の担当者に確認したところ、建て替えなどはできるとのことで一安心しました。
売れないときは私自身が住むという最終手段があることだけは一応確認できましたが、
解体にせよ、リフォームにせよ、そのための資金も確保しなくてはなりません。
「今度の年始に兄弟が集まるから、その時に状況の説明だけでもしたいもの」
毎年そう思うのですが、楽しいお正月の空気を壊すのが怖くて、
結局切り出せずに今に至っています。ある程度、父の状況が把握できたので、
今度こそ話し合いたいものです。父自らが、この話を兄弟へ切り出してくれると助かりますが。

■今、息子としてできること

父の資産を聞くことは、単なるお金の計算ではありません。
それは、父の「これまでの人生」を知り、「今の気持ち」に寄り添い、
「今後の希望」を共有する作業です。
父が元気なうちにやっておきたいことは何か。
葬儀で誰を呼びたいか、連絡先のリストはあるか。
できるだけ父と時間を共有し、旅行や趣味を楽しむことも考えたいです。
それと同時に、実家という「不動産」が将来、家族の重荷にならないよう、
今のうちに建物の状況把握から始めなければなりません。
また、父の介護について、
兄弟間での意識のすり合わせを少しずつ進めていく必要があると感じています。

＜執筆者＞松岡佳也（まつおか･よしや）ファイナンシャル・プランナー約20年前、銀行で投資信託を購入して投資デビュー。以来、資産の上下で一喜一憂も継続中。若者の人生に寄り添いたいと日々奮闘している。
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<link>https://fpavenue.com/blog/detail/20251214092032/</link>
<pubDate>Sun, 14 Dec 2025 09:28:00 +0900</pubDate>
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